Description of a Fool

映画サイタマノラッパーを見たのと、ネタ本を手に入れたのと、Waxpoeticsの最新号のJ.Dillaの記事を読んだのが重なって(BombSquadの記事も最高だったのだけど)、またHIPHOP熱…というよりネタDIG熱がかなり熱くなってます。音楽はとてつもなく深い世界であることを改めて知る。70年代からの遺産を追いかけているだけでもう十分。いやあちょっと知った気になっていたけれども猛省。もう20年近く音楽聴いてますが、何も分かっていませんでした。スイマセン。

そんな感じで気持ちを改めまして、J.Dillaから遡ってATCQをちゃんと聴き直してみようと(今までは教科書的な聴き方しかしてなかった)、初期作を引っ張り出して聴いてます。

デビューシングルの「Description of a Fool」


初期は結構ポップさがある。ネタは言わずもがなのRoyAyers「RunningAway」ですが



どっちかというとガラージクラシックで有名なこの曲を使ってのは今となってはちょっと意外ですが本当にカッコいい。このベースラインは無敵だなあ。このベースのループだけで延々と踊れる。


ビートは


イントロのドラムロールはslyっぽい。


アッパーな楽曲もBPMをグッと押さえることでムーディさが引き出されてるのか。あとはサンプラーのレートの荒さもあるかな。S950かSP-1200か?

ネタがネタだけに4つ打ちテイストがあって、この方法論はハウスにも使えそうなののでネタの組み合わせ方など参考にする。

それにしてもHipHopは奥が深い。自分の知識不足もあるけれども、ネタを追いかけたり、プロダクションの秘密を探ったりするのは楽しい。J.Dillaにしてもサンプラーとレコードからあんなにソウルフルな音が生まれてくるとは、改めて驚いています。ちょっとテクノから離れてみるもの面白そうだ。

Rapper’s Delight in Saitama



Twitter上でも結構話題になっていた「SRサイタマノラッパー」のリバイバル上映を見てきました。

「おもしろい!」という声を聴いていたので、田舎ダメラッパーの孤軍奮闘振りが面白楽しく描かれているかと思って期待してたのですが、見終わった後、映画の登場人物たちの生き方が本当に駄目過ぎて、観終わった帰り道は本当に泣きそうになってしまった。うーんこんなにも重い内容とは思わなかった(僕はそう感じました)。

各シーンは淡々としつつもユーモアがあって、ラップの偏見へのアンサーとしては見事なのだけど、主人公(及びその周辺の人たち)のうだつの上がらなさぶりには、自分自身を重ねてしまって正直直視出来ない。音楽こそが全てで、テクノは未来のJazzだのソウルだの臆面もなく思ってたし、発言していた10-20代を思い出してしまって、もう居ても立ってもいられない。駄目な自分が、マイナーな音楽が好きだ、ということだけで「選ばれた人間」だと思う誇り、それに近い感情を、音楽が好きだった人間は一度は感じたはずですが、それが映画ではクールに淡々とぶっ壊して行く。そこに自分を重ねてしまって、もう何とも言えない侘しい気持ちになる。

自分自身、20代前半を栃木の片田舎で過ごして、やりきれない気持ちで3年程暮らしたことがある。音楽やりたい!DJやりたい!と自宅でシコシコと曲やらミックスやら作るけど、どこにもぶつけるところがない(今はネットがあるからいいよね)。仕事もうまくいかず「いつか必ず・・・」なんて何度も考える。と同時に自分にはそんな器量もないこともわかっていた。ただただ音楽と向き合うことだけが救いだったあの頃。その経験と映画の世界観が凄く重なる。「お前は俺か!」と絶叫しそうなくらいですよ。

こうして書くとヒドイ映画のように思われてしまうのだけど、いやこの映画物凄いです。エンターテイメントでもあるけど非常に生々しいです。凄いからこそ、「もう二度と観たくない」とすら言える。もっと第三者的に見れば、登場人物たちに「お前らもっとしっかりガンバレYO!」なんて言えるだろうけど、オレには無理でした。すいません。

這上れない現実を夢見て生きる。カッコいい憧れる生き方であると同時に、経済的に恵まれた人生は送れないことが約束される。夢見ることは否定しないけど、現実は中々そうは簡単ではない。音楽に思い入れがある人は、何か音楽で身を立てようとしている/していた人は是非一度見てみてください。NoMusicNoLifeなんていってミュージシャン/DJ気取ってる人たちは絶対観た方がいいですよ。

すでにパート2も完成しているようですが、こっちはもう少し面白くなってそうな感じがして期待してます。公開されたら観に行こう。

SamplingDictionary



Sampling熱が高まってサンプリングの聖典「SamplingLove」が欲しくなり探しまわってみたものの、やはりすで入手困難・・・。でも似たような本も結構あるわけで、その中の一冊SamplingDictionaryを入手。

内容はサンプルしている曲とされている曲が羅列されているのみという、至ってシンプルな内容で、まさに辞書!な本ですが、眺めてるだけでも結構面白いです。基本的にHIPHOP中心ですが、FatBoySlimやBeckなどちょっと毛色の違う人達も載っています。

この本片手にしたら音楽漁るの楽しいです。YOUTUBEと組み合わせたら最強過ぎて何時までも見てられる/聴いてられる。しっかし、良く調べてるよなあ。実際使われているのかどうかは確認しきれないので謎だけどw 逆引き版も買ってしまいそう!

これのテクノハウス版があったらもっと面白そうだなあ。ディスコネタだけでもまとめてみるとかやったら重宝するかも。それで同人誌作ったりしたら買う人いますかね〜。

つるみの塔

最近書いてなかったネタ話。今回はマイクラシック、キミドリ。

キミドリはいまだに聴く。シニカルなリリックは今聴いても共感出来るし、下記に二曲は特に好き。今のネット社会に置き換えられるかも。人間関係に疲れたら、これを聴いてリフレッシュ。今思うとフルアルバム出して欲しかったなあ。







クボタタケシのネタ使いって結構好き。調べてみたらありました。

■オ・ワ・ラ・ナ・イ
Frankie Valli and the Four Seasons – December, 1963 (Oh What A Night!)
The Chequers – Undecided Love
Diamond Shell – Oh What A Night

■よよよよ
Skull Snaps – It’s A New Day


■City Walking Blues Lullaby
Big Daddy Kane – No Half Steppin’

■シティウォーキングブルースララバイ
South Side Movement – Mud Wind

■つるみの塔 (Electric Boogaloo Mix)
Yarbrough&Peoples – Don’t Stop Th e Music


肝心の二曲が無い><

エレクトロネタはいいなあ。マネしてみよう。