– Art of Djing – DJ考

– Art of Djing – DJ考最近DJ熱が復活してきていて、今までのDJスタイルを見直してる。自分の今ままでのスタイルは、ジェフ・ミルズフォロワーが多かった90年代テクノDJにありがちなショートミックスを多様するラフなスタイルの影響が激しく強い。BPMが133がベースで140くらいまで上がるようなトラックを、激しくイコライジングしながら1曲1分も見たない時間で繋ぐようなスタイル。持ち時間の間にいかに細かい展開を詰め込むかが勝負だったように思える。しかし、ここ数年のテクノ/ハウスはBPMが120台半ば前後というのもあり、高速アッパーなトラックを感情を押し上げるように繋ぐスタイルではなく、オブスキュアなグルーヴを備えた楽曲をいかに適切に繋ぐかが肝になってきていて、ジェフ・ミルズフォロワーのスタイルDJはテクノ・ハウス界隈では稀な存在、もしくは風化しつつあるのかもしれない。

とりわけ今まで「DJ自身の持つのグルーヴ」が重要と考えてきていて、何をかけても自分の色に染めるようなDJ、例えば90年代ハードミニマル期のリッチー・ホーティンや田中フミヤしかり、デリック・メイしかり、テクニカルなスタイルが確立されているようなタイプに憧れをもっていたけれども、今は例えばRicardo VillalobosやZipやRhadooのような、DJ自身がユニークなセンスを持ち、曲を魅力を引き出すような組み立て方をするタイプのDJが好みであり、指標にしている。去年エフェクター二台持ち込んで4decksでガツガツミックスするスタイルをやってみたものの、場所や雰囲気などの条件もあり、正直しっくり来なかったところもある。ライブ過ぎたというか・・・今の時代もはやDJとライブの境目はあってないようなもんですが。

特に気にしているのがDJがどこでオリジナリティを出すべきかという点。自分がここ数年はアウェイでしかDJやっていないので、音のチョイスが本当に難しくなってる。クラウドが求める音との自分が鳴らしたい音の差異をどうやって埋めるのか。Oh!Mountainなんて全員かける音バラバラ(それは魅力の一つではありますが)。そのような障壁を乗りこえて、如何にモダンかつ面白い方向に自分のDJプレイを進化させられるか、様々なトピックをネタにしながら、プレイスタイルをどう進化させられるか、そのアイデアを稚拙ながら書き綴って見ようかなと思います。

最初は去年のRicardoのプレイについて思うことを連々と書いてみる。



大型テクノフェスTime Warpのアメリカ版でのプレイ音源です。まーRicardo自身最近はフェスか大箱でしかプレイしてないと思うですが、ここでのプレイも見事に大箱仕様になっていて、ディープハウスを中心とした前半から、中盤に入るとThe Outhere BrothersやX-Press2のMusik Xpressをぶち込むなど、かなり荒技を見せつけてくれてます。Ricardoは結構大ネタブチ込むこと多い(笑)。いつぞやのWireではAgeOfLove突っ込んでたし、さすがジャーマントランス時代からの経験がなせる技なのか、要所で細かなグルーブから大味のグルーブにシフトチェンジしてフロアを上げるところは流石。ただその展開は中盤だけで、後半には自分自身のディープ目の曲、Shackletonのリミックスなどを並べて締めてます。

割と自身の音源だけで固めてDJする方なんだとは思うんですけど、ネタ過ぎない大ネタ系トラックの突っ込んで、そこに引っ張られずに自分のカラーに持っていけるところはやはり流石だなと。まずは自分の音のカラー確立し、そしていかにそこから幅を持たせるか、が出来るかが肝になってくるかなあ。自分のプレイで使える曲も作らねば・・・。

ミックスが相変わらず結構適当なんですがw(ちょいちょい入れてくる謎のカットインとか)、そこはRicardoのカリスマ性で埋められるので、現場にいたらさほど気にしないのだろうな。しかし冷静に考えるとかなり大箱セットなんで自分のDJプレイの参考はあまりならないのではあったw

次回に続きます。

投稿者: d0d1e

90年代の亡霊にとりつかれたままのアラフォーテクノヘッズ。ダンス・ミュージック/プロレス/アウトドアetc